Why
ChatGPT?
2024年1月、新たに追加された「チームプラン」によって、これまで懸念されていたセキュリティリスクが解消され、ChatGPTの企業導入が本格化しています。
実際に、ビジネスシーンで活用されている生成AIはすでに100種類を超えていますが、「ChatGPT」は一体どのような点で優れているのでしょうか?
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使いやすさと、応用力の高さ
ChatGPTは、日本語をはじめとする自然言語だけでなく、ワードやエクセル、PDFを理解できることはもちろん、インターネット上の最新情報にアクセスしてユーザーの質問に回答することができます。またAPI連携を利用することで、社内外のツールを効果的に活用できるようになります。
MIT Sloan Executive Educationによると、444人の専門家を対象にした実験で、ChatGPTの使用により生産性が37%向上し、特定のタスクに費やされる時間が80%減少した結果が得られました。[*The productivity effects of generative AI (ChatGPT)]
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高度なセキュリティと、セキュアな環境
これまでChatGPT導入時の大きな問題点として挙げられていたのがセキュリティリスクです。特にChatGPTにおいては、「ビジネスで利用しようとして質問を入力すると、その質問が逆に学習されてしまう危険性」が指摘されていました。
それを受けて、OpenAIが2024年1月にリリースした「チームプラン」では、ユーザーが入力したデータは学習データに利用されないことが明記されました。
現状、企業がChatGPTを導入するリスクはほとんどなくなったと判断されるため、この1年間でさらに多くの企業がChatGPT導入を加速することが予想されています。
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「GPTs」による柔軟なカスタマイズ
2023年11月に登場した「GPTs」のベータ版は多くの生成AIユーザーを驚愕させました。ChatGPT4の高度な処理能力を維持したまま、特定のタスクに特化した「カスタムGPT」を自然言語で開発できるようになったからです。GPTsの出現によりこれまで人間にしか処理できなかった複雑な業務プロセスについても、ChatGPTで対応できるようになりました。
カスタムGPTは、GPTストアで全世界に公開できるだけでなく、限られたユーザーや企業に限定公開することも可能です。M2AIではビジネスに役立つ多数のカスタムGPTをパートナー企業に限定公開しています。
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圧倒的なコストパフォーマンス
ChatGPTは月額20ドル(チームプラン: 25ドル)という低コストで、業務の効率化と自動化だけでなく、自社のデータやノウハウとの組み合わせによる新しいビジネスチャンスの創出を実現します。
しかし、ChatGPTとの会話はあくまでも与えられたデータと指示に対する機械的な出力であることを忘れてはいけません。ChatGPTから最大の効果を引き出すためには、正しい向き合い方と最適なコミュニケーションを理解することが求められます。